「電線に止まった雀を追っ払っているのさ。
手を叩くと半分は逃げていく。
でも、そのうち1羽は戻ってくる。
そこでまた叩くと半分は逃げる。
でも、そのうち1羽が戻ってくる。
この繰り返しなのさ。
1日やっても電線にいる雀の数が変わらない」
さて、最初の雀の数は何羽だろう?
とても単純な話なのである。
この人は、とても単純な話をわかりにくく伝えているのである。
半分に減って、1羽が帰ってくる。
そこから、また半分に減って、1羽が帰ってくる。
この繰り返しで数が変わらないのだ。
計算なんか必要ない。
「半分が逃げていく」という言い方をするから、わからなくなる。
逃げていくのは常に「1羽」である!
答えは「2羽」だ。